こじらせ女子の恋愛事情
「あ、あの、松坂くん」

私の声に、
「ああ、すみません」

松坂くんは繋いでいた手を離してくれた。

「ちょっと調子に乗りました」

そう言って謝った松坂くんだけど、私は戸惑っていた。

まさかのチャラ男ですか!?

調子に乗ったって、普段からそう言うことをしていると言うことですか!?

「ところでだけど、どうして横井さんにあんなウソをついたの?

何で私を松坂くんの彼女と言うことにしたの?」

私は今まで聞きたかったことを松坂くんに全て聞いた。
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