君の隣に


「結愛はどうしたのよ」

「ああ、結愛は今日友達と遊びに行くって言うからさ、久しぶりにお前と帰ろっかなーって」

斗真は笑いながら言う

結愛こと、伊藤結愛は斗真が高校に入った時からの彼女であたし達の幼なじみだ

彼女はいつもたくさんの友達に囲まれているから今日もその内の誰かと行ったんだろう

「いいけど」

「うし、決まり、行こうぜ」

「え、ちょっ、うわ!」

斗真はあたしの手を取り一目散に走り出す

ああもう、やめてよ、また注目されるのに

斗真は学校では人気者だ

明るいし誰にでも優しいしスポーツもサッカー部の部長だし、頭もいい

でも、それは結愛も同じだ

いかにも女の子らしい可愛い容姿をしていて頭はよく、運動も出来てなんと、うちの学校の生徒会長している

ほんと、羨ましい限りである

幼なじみ3人いてあたしだけ平凡だ

名前も平凡な奈々、3人いるといつも比べられて周りから妬まれるから困る


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