君に熱視線゚


晴樹の手は微かに震えていた…

「寒気がする!?
やっぱり風邪だねぇ‥」


苗は薬棚を物色し風邪薬を探し出す。

「ちょっとでもいいから食べたら薬飲も!ね。
はぃあ~ん…」


苗はそう言うと晴樹が食べ損ねた玉子焼きを晴樹の口に運ぶ


「‥‥‥パクッ‥///…」


「はい。じゃ、薬のんで」

大人しく玉子焼きを食べた晴樹を確認し苗は薬を差し出した‥
でも、晴樹は薬を受け取らず何か呟いている…

「‥‥‥たい‥」

「ん?なに?」

「もう少し食べたい!」

晴樹は上目使いで苗を見た


「‥‥‥食欲沸いた?‥
あそ、じゃあ食べよ!
食べた方が元気になるから」

苗は晴樹の口にどんどん弁当を運ぶ‥

「ちょっ、苗。
もう少しゆっくり頼む‥」

弁当を口に詰め込みすぎて晴樹はむせ掛けていた
そして、苗の入れてくれた水筒のお茶を飲み一息つくとポツリと呟く

「苗‥さっきはごめんな…ちょっとイライラしてたから…」

申し訳なさそうに詫びる晴樹に苗は言った

「?‥‥あぁ、気にしない気にしない!!
体調悪かったら誰だってあんななるんだから!
ウチの弟なんか三人いっぺんにだからもっと大変だょ!!」


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