君に熱視線゚
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「ねえ聞いた、由美……貸し切りレストランで……イタリアンだって……」
苗は夢追うくりくりの瞳で様々な料理を思い浮かべ、妄想にふけっている…
そして突然力んだ。
「だってさあ!居酒屋メニューはあまり持って帰れないじゃん!?イタリアンだったらピザとパスタでしょ‥
あーっ…あと何があったっけ!?…まあいいや!とりあえず、お持ち帰りしやすい料理ばっかりだすぃ~…それに、ご招待だよっ!タダなんだよ!!いや~あたし、お坊っちゃんてさぁ……ぬくぬくと甘やかされて育った気の利かない衆らだと思ったんだけど···中々っやるじゃん!!」
苗は上機嫌に顔をホクホクとさせながら語っている。
そして由美は頬を引きつらせた。
「はは…なえちんやっぱり持ち帰りする気だ……って、でもよかったじゃん!私も出来れば行きたかったなぁ‥ねぇ、カッコイイ人いたら紹介してよね!」
「…ん? ああ、カッコイイ人ね。わかった、居たらね!」
苗は適当に相づちを打っていた。
そんな苗は男よりもただで味わえる料理に心を奪われているようである。
「ねえ、なえちん……
生活苦なのはわかるけどさあ……私達、花の女子校生になったんだよ!?」
由美はガシッと苗の両肩を掴み訴えた