君に熱視線゚


ついに晴樹は苛立ちを抑えきれず、ガバッと起きあがり苗を怒鳴りつけてしまった


「‥重症みたいだね‥‥」


晴樹は苛立つままに苗を睨みつける。ただ、その程度で怯まない苗は保健の中をうろうろしはじめた。


「気分悪いなら尚更だよ。‥あ、あった!‥いいかな?勝手に使っても?」


何やら独り言をいいながら晴樹のベッドに近づくと、苗は体温計を差し出した。

「何だよこれ‥」

「‥これ?‥これは‥

説明しよう!
これは体温計と言って人の体温を計るっ‥」

「それは知ってる‥」

「じゃあ、聞くことないじゃんっ」

「俺は熱はない!‥頼むから寝かせてくれよ!!」


‥マジでイライラする!!


神経を逆撫でする苗の行動に晴樹の口調もだんだんと強くなってきた

だが、そんな晴樹相手でも苗は至ってマイペース‥‥

「一緒にお弁当食べよっ‥
兄さんにも作ってきたんだょ~ん」

「だからっ食いたくないって言ってるっ‥‥

──……っ



‥‥つ、作ってきた?…」


「うん、ほらっ
豪華見参!! ちょっとでもいいから食べて、で熱あったら薬飲まなきゃだょ!」

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