好きも嫌いも冷静に
おまけ

・澪さん話があります



「澪さん、ちょっといいですか?」

「は、はい」

ドキッ。今日は何だろう…。
今は伊織さんの部屋。

晩御飯もお風呂も頂いて、…ソファーの前に並んで座り、コーヒーを飲んでいた。
まったりとした…幸せな時間を過ごしていた。
肩には伊織さんの腕が回されていて、ハーフケットを膝に、私はクッションを抱いていた。
私を覗き込む様に、優しく話し掛けた伊織さんは、居住まいを正し始めた。

何?一体何事かしら…。

「こんなラフな格好のままで申し訳ないのですが…、勝手に決めてしまった事、謝っておきます。澪さん…」

「ま、待ってください。何か…ドキドキするような…大変な事ですか?あの、…普通に聞いても、驚きませんか?」

もしかして…考えたくないけど、…良くない話かも知れない。
じゃなきゃ、こんなに改まらないもの…、う、う、…怖いよ…。

「ドキドキするかも知れないし、大変な事かと言われたら、…澪さん次第だと思います」

そ、そんな〜、真面目なトーンで。
やっぱり、…良くない話?…。

「…いいですか?
それとも、もう少し、待った方がいいですか?」

「だ、大丈夫です。…お願いします」

待ったとしても先に延ばすだけ…聞くしかないよね。
私も居住まいを正し、座り直し、伊織さんと向き合った。

「では…、
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