先輩、ちょっと待って下さい!



「いきなりすぎですっ…今までそんな素振り見せなかったのに…」



「そうか?まあ、気持ちを押さえるようにはしてた。俺は花子に嫌われてたからな」




嫌ってたというか、苦手だったというか何というか…


苦手なの、バレてたのか。



「でもこないだ花子が涙目で誘惑してきたから、我慢するのやめた」



「っ!!だから!誘惑なんてしてないですっ」



「してるんだよ。花子はいつも無防備だ。吉川の変態野郎にも触られるし、もっと警戒しろ男を」



吉川先生のことか。



あの時、やっぱり先輩は助けてくれたんだ。



「吉川先生の時は嫌だったけど、竜也先輩は嫌じゃないですっ…」



素直な気持ちを言ったつもりだった。



ん、何か私変なこと言っちゃった?



竜也先輩の動きが止まった。



「今の言葉、そのまま受けとるからな」



竜也先輩はそう言って私を抱き締めてきた。


「軽い発言にも気を付けろ。今の台詞だと俺に触られると嬉しいって捉えるぞ」



「えっ…」



先輩に抱き締められたパニックで、私は顔が熱くなる。



熱いよ!そして、恥ずかしいよ!



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