先輩、ちょっと待って下さい!


先輩の胸板に、顔があたる。



どーしよう、なにこれ、本当にどーしよう?!


恥ずかしくて、離れようとするが先輩に背中に手を回され動けない。



「逃がさないと言ったはずだ」



竜也先輩の、香りに包まれる。



良い匂い…香水つけてるのかな。



「竜也先輩、恥ずかしいですっ」



「無駄な抵抗は止めろ。動くと、キスするぞ」



キス?!



もっと、恥ずかしい…



私は抵抗を止め、大人しくした。



「ふっ。花子素直だな」



竜也先輩はそう言って、頭をポンポンと優しくタッチしてきた。



恥ずかしくて、何だか泣きそうだけど嫌ではなかった。



むしろ、ドキドキしていた。




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