恋に落ちるなら君がいい



ダイニングテーブルにセットされた夕飯。


「冷めないうちにいただきましょう。」


彼女に急かされて席についた。


案の定、腹なんか全然空いてないから端がなかなか進まない。


チラリと彼女に視線をやると、彼女もまた

殆ど、何も口にしていないようだった…。


それは…


泣いていたことが原因なんだろうか。

こんな時はどんな会話を選べば良いのだろうか…。

共同生活は想像の何倍も面倒くさいものなんだな…。と心底感じる。



「明後日の日曜日…夫婦として何かしようと考えているんだけど、君は何か希望はある?」

やっと思いついた話しのネタをなげかけると


彼女は小首を傾げて不思議そうに俺を見た。

そんな表情をされる理由が分からないが、こういう事に至っては彼女の方からやりたいことの希望を提供してもらえるほうが助かる。



そもそも…


夫婦って何をするものなんだ?



< 35 / 308 >

この作品をシェア

pagetop