本当は誰よりも ー 黒崎隼人 ー
渇水期に雨を待つのと同じ様に、何もせずにただ待っているだけで渇望していても無駄だと気付いたから。
上司とか部下とか。
年下だからとか。
そんなのは都合の良い言い訳
今となってはそんなのクソ喰らえだ。
あれだけ考え思い止まらせていた不安も体裁も一気に消え失せた
覚悟は決まった・・・動くのみ!
決意を胸にデスクから立ち上がると橘が座っている席に向かって歩きだしたーーーーー
«橘を振り向かせるやる。»
END
