セピア‐ため息の行方
『不思議な事に私何だか曾おじいちゃんとお母さんに長い間会ってないような気がするな』と思いつつも花梨の目からは自然にボロボロと涙が溢れてきた。


  すると
「あら?!懐かしい!あれって泰造さんじゃない?ホントいつ見てもステキね!」
  と蛍子が多少間が抜けたニュアンスでもって言った。


  その言葉を聞いて花梨はこの前から気になっていた事をさり気なく蛍子に聞いてみた。
「あのう。蛍子さんは私の曾おじいちゃんをご存知なのですか?」


  すると
「あら?李さんから聞いてないの?」
  と蛍子に言われた。


  なので
「はい。まだ何も」
と花梨が言うと
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