セピア‐ため息の行方
  辺(あた)り一面には長閑(のどか)なお花畑が広がり甘い花の香りが漂うそんなまったりとした中、花梨と峻甫と李の3人はやがて蛍子の家に着いた。


「おはようございます。李です!」


「はあ〜い!今開けます」
  と言う蛍子の声がして玄関の扉が開いた。


「蛍子さんおはようございます。突然でごめんね」


「そんなに気づかいしなくても全然大丈夫だから気になさらないで。さあ中にお入り下さいな」
  と言って蛍子は花梨と李と峻甫の三人を部屋の中に入るようにと促した。

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