きみに想う 〜赤の民族〜
里菜の怒りは収まらず

情報も入手出来たため

雫も一緒にパーティを離れ

部屋に戻った

「あの親父!全部気持ち悪かった!」

「助けられなくて、ごめん」

「雫ちゃんのせいじゃない!」

小動物系な可愛い顔にふんわりとした雰囲気を持つ里菜

言い寄られることは慣れているが

誰の手にも落ちない

「狩りは、近々ある…その情報は得られた
馬鹿なヤツら、堂々と詳しく話してるなんて」

可愛らしい見た目とは

反して里菜は少々キツイところがある

「身を呈して情報を得たっていうのに
うちの男どもはまだ戻らないの?」

不機嫌さか続く里菜は怖い

天の救いかと思う

ドアのノックに現れたのは

海斗だった

「海斗?」







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