恋する僕らのひみつ。



「もう11時過ぎだね」



「んー」



湊はテレビ、あたしはケータイ小説を読みながら、テーブルの上にあるお菓子を食べる。



最初は湊と暮らすなんて、意味分かんなかったし、



どうなることかと思ったけど。



いざこうして暮らしてみると、そこまで悪くはなかった。



夜遅くまでこうして一緒に過ごしたり。



一緒に宿題したり……まぁ、ほとんどあたしがやるハメになるけど。



お母さんが仕事で帰りが遅くなる日も、ひとりでご飯を食べなくていいから寂しくない。



案外、悪くはないと思った。



湊のわがままな性格が直れば、もっといいなって思う。



あと、湊があたしのお気に入りのシャンプーを使わなければね。



そういえば先輩、あたしには匂いのこと聞いてこないな……。



湊とあたしから同じ匂いがするなんてヘンに思うよね。



でもまさか湊とあたしが一緒に住んでるなんて思わないよね?



明日から香水でもつけよっかな。
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