工業高校のイケメン達に愛されて【上】
「…わかったから。静かにしろって。」
俺はまだ耳を塞いだまま、とりあえず中村に静かになってもらう。
「は、はい…。」
「もう雨も止んでるから。雷は大丈夫。それに俺のことも気にすんな。俺が抱きしめたいって思ったんだから。」
「…へっ?」
俺の言葉を聞くと、みるみる顔を赤くする中村。
俺も変だ。
中村に対して、抱きしめたいとかそんな恥ずかしいセリフを余裕で吐いてしまうのだから。
「そういえば、雷鳴ってるときもそういってたような…?な、な、なんで?」
「んー………内緒、だな。」
普通に考えれば、なんで?という疑問は当然だ。
けど…そんなの答えられるか、恥ずかしい。
それに中村も、前にあいつら3人といるときに彼氏できたことないって言ってた気がするから、恋愛とかそんな得意じゃねえんだろ。
まあ、もちろん俺もそうだけど。