工業高校のイケメン達に愛されて【上】
…でも、今日の日付は4月1日。
あたしはもう…今日から高校1年生なのだ。
アルバムを眺めながら、ふぅ…とため息をついたそのとき。
「緋奈ーっ!!ちょっときてー!!」
左のリビングの部屋から、お母さんが大きなあたしを呼ぶ声が聞こえた。
ん?なんだろう?
腰掛けていたベッドから立ち上がり、すぐにリビングへと向かった。
「お母さん、どうしたの?」
リビングへ向かうと、お母さんは段ボールの箱を抱えていて、あたしと目が合うとにこっと笑って口を開いた。
「緋奈!高校の制服、届いたわよ!」
「えっ!制服!?」
お母さんの言葉に、あたしは目をキラキラと輝かせた。
宅配便で制服が届いたようで、お母さんは抱えている段ボールを床にそっと置き、カッターで段ボールに張り付いているテープを丁寧に切っていく。