工業高校のイケメン達に愛されて【上】
あたしもお母さんの隣にかがんで、ワクワクした気持ちで制服の入った箱を見つめる。
段ボールから中身を取り出したお母さんが、あたしに届いた制服を手渡してくれた。
どんなに高校生活が不安でも、制服を着ることだけは楽しみ!
あたしの新しい制服は…白いワイシャツに青のネクタイ、紺のブレザー、そして青チェックのスカート。
あたしは青色が好きだから、始めにパンフレットで見たときからこの制服はとても気に入っていた。
届いた実物の制服が予想以上にかわいくて、あたしは目をキラキラと輝かせたまま制服の包みをそっと開けた。
「わぁ、かわいい…!」
「ふふ、緋奈ももう高校生なのね〜。」
嬉しそうに制服を見ているあたしを眺めて、しみじみとそう言うお母さん。
…あたしは、自分のお父さんを知らない。
というより、覚えてない…かな。
まだあたしが小さい時に…交通事故で、亡くなってしまったらしい。