鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々
「美空、瀬田君、今終わり~?
外まで声聞こえてるよ、どうしたの?」

ひょこっと鈴木ちゃんが、教室に顔を出した。
すたすたと歩いて、まっすぐ立花ちゃんの前に立つ。

「あ、ありさ!
明日も一緒にお昼どう?」

「え~、わたしの疑問は無視で話し進んじゃうの?」

さすが鈴木ちゃん、別のクラスに入り込むことも、二人の邪魔をすることも、躊躇がない。
そして、マイペースな立花ちゃんのマイペースぶりに振り回されることもない。

「明日は遠慮しとく。
仲良く二人でいつも通りに楽しんで?
じゃあね」

鈴木ちゃんは笑って、手を振りながら去っていった。
瀬田の、明日は遠慮しろ光線を感じ取ったんだろう。
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