愛を探して・・

✡✡知らない番号


山口 彰は、自分の携帯に知らない
番号から電話が掛かり
出てみた‥‥

「こちらの携帯は、山口彰さんの
携帯番号で間違いないですか?」
「はい、山口ですが。
   どちらさんですか?」
「私は、月島亮さん代理人
弁護士 村上と申します。」
「えっ、弁護士さん?
月島亮さんって?」
「はい、弁護士です。
月島亮さんは、月島梨乃さんの
お父様でいらっしゃいます。」

「えっ、梨乃の?
今更?俺は‥‥もう、
梨乃とは関係ないですよ。」
「詳しいお話は、お会いしてから
お願い致します。」
「あっ?会うの?」
「はい、宜しくお願い致します。」
「会わずに済むとかないの?」
「会わないと言うことになれば
警察のお力をおかりすることに
成りますが、亮さんは、
それを、望んでおられません。」
「えっ、警察?わかりました。
なんの話か知らないけど
俺、本当に関係ないから。」
「それでは、明日の夕方、
5時に私の事務所にお越し下さい。
奥さまの公美さんも同席をお願いします。」
「はぁ?公美も。」
「はい、ご一緒に。
それでは、お待ちしております。」
と、言われて電話は切れた。

なぜ、今ごろ梨乃のお父さんから?
彰は、考えてもわからずにいた。

公美が、仕事終わり娘の千紗を
連れて帰ってきたから
食事をしながら、今日の話をした。

公美は、半信半疑なのと
怒っていたが、取りあえず
明日、行ってみようとなった。

千紗は、公美の両親に頼むことにした。
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