イケメン御曹司に独占されてます
「まーまー、照れない照れない。いいねぇ、若い人は。俺だってカミさんと知り合ったのは秀明くんぐらいのころだったな〜。いや、実は社内恋愛でさ」
「そうなんですか!?」
ティディベアを思わせる大きな体を揺らして、楽しそうに話す佐藤さん。私は思わず顔を近づける。
「そうなんだ。あいつ俺のアシスタントでさ、新入社員の頃、仕事のことでよく泣かせちゃってね。最初はほんとに仕事でミスった時に怒ってたんだけど、そのうちわざとキツく言ったりして。だって可愛いんだもん。目、ウルウルさせて、必死な顔して」
佐藤さんの奥さんに、一瞬自分の姿が重なる。
「そんなの、ひどいです! 奥さん、かわいそうじゃないですか!」
私の場合は本当に仕事ができてないんだから仕方無いけど、可愛いから泣いた顔が見たいなんて。そんな身勝手な理由で真面目に取り組んでいる人をいたぶるなんて、本当に酷い話だ。
「いや、そうなんだけどさ。男って、好きな女の子を泣かせてみたいって思うこともあるわけよ。こいつは自分だけが泣かせていいみたいな、変な独占欲っていうか。萌愛ちゃんにはちょっと難しいかな〜」
「だってそんなの……」
「そうなんですか!?」
ティディベアを思わせる大きな体を揺らして、楽しそうに話す佐藤さん。私は思わず顔を近づける。
「そうなんだ。あいつ俺のアシスタントでさ、新入社員の頃、仕事のことでよく泣かせちゃってね。最初はほんとに仕事でミスった時に怒ってたんだけど、そのうちわざとキツく言ったりして。だって可愛いんだもん。目、ウルウルさせて、必死な顔して」
佐藤さんの奥さんに、一瞬自分の姿が重なる。
「そんなの、ひどいです! 奥さん、かわいそうじゃないですか!」
私の場合は本当に仕事ができてないんだから仕方無いけど、可愛いから泣いた顔が見たいなんて。そんな身勝手な理由で真面目に取り組んでいる人をいたぶるなんて、本当に酷い話だ。
「いや、そうなんだけどさ。男って、好きな女の子を泣かせてみたいって思うこともあるわけよ。こいつは自分だけが泣かせていいみたいな、変な独占欲っていうか。萌愛ちゃんにはちょっと難しいかな〜」
「だってそんなの……」