イケメン御曹司に独占されてます
入社してかれこれ半年、ずっと池永さんの隣の席でこき使われているけれど、そんな優しいねぎらいの言葉、一度も聞いたこと無い。
なに、この扱いの差。
「さてと……。ところで福田?」
珍しく池永さんが優しい声でこちらに視線を向ける。
何だろう。
昨日出張してたから何かお土産があるとか?
そんな淡い期待を抱きながら、コロコロのついた椅子で池永さんの机に近寄って顔を近づけると、その広角の上がった口元がみるみる一文字に結ばれて——。
「一昨日頼んであった資料、送りますって届いたメールに添付されてなかったから、今朝共有ファイルで確認したけど……間違ってるから」
「え!?でも、私何度も確認して、ちゃんと合ってるって……」
なに、この扱いの差。
「さてと……。ところで福田?」
珍しく池永さんが優しい声でこちらに視線を向ける。
何だろう。
昨日出張してたから何かお土産があるとか?
そんな淡い期待を抱きながら、コロコロのついた椅子で池永さんの机に近寄って顔を近づけると、その広角の上がった口元がみるみる一文字に結ばれて——。
「一昨日頼んであった資料、送りますって届いたメールに添付されてなかったから、今朝共有ファイルで確認したけど……間違ってるから」
「え!?でも、私何度も確認して、ちゃんと合ってるって……」