イケメン御曹司に独占されてます
「そんじゃ、こういうやり方で最後までやって。あと、エクセルの方は数字の丸め方、一千万単位でいい。じゃ、俺これから出かけるから、あとよろしく」
そう言いながら口元を歪めた池永さんはちょっと残虐な表情を浮かべて——。
「え?だって、これもう出来上がって——」
そう言いかけて眼を丸めた私の前で、何の躊躇もなく――
池永さんの指が"delete"キーを叩いていた。
「それで……今日はその資料を、またイチから作るわけだ」
役員エリアの中にある、ここは専務専用の応接室。
だから、専務付秘書の七海子が、特に予定の入っていない時にランチで使うのを許されていて……。
豪華な応接セットのソファに腰掛けて、私は大きな溜息をつきながら背もたれにもたれかかった。
「そりゃあ、自分でやったほうがいいって分かってるけど、何も一旦出来上がったものを消さなくても……」
「でも、萌愛にちゃんとやり方を教えてくれたわけでしょう? 優しいじゃん、秀明さん♪」
そう言いながら口元を歪めた池永さんはちょっと残虐な表情を浮かべて——。
「え?だって、これもう出来上がって——」
そう言いかけて眼を丸めた私の前で、何の躊躇もなく――
池永さんの指が"delete"キーを叩いていた。
「それで……今日はその資料を、またイチから作るわけだ」
役員エリアの中にある、ここは専務専用の応接室。
だから、専務付秘書の七海子が、特に予定の入っていない時にランチで使うのを許されていて……。
豪華な応接セットのソファに腰掛けて、私は大きな溜息をつきながら背もたれにもたれかかった。
「そりゃあ、自分でやったほうがいいって分かってるけど、何も一旦出来上がったものを消さなくても……」
「でも、萌愛にちゃんとやり方を教えてくれたわけでしょう? 優しいじゃん、秀明さん♪」