イケメン御曹司に独占されてます
「だけど……。本当に良かったの? お付き合いして初めてのクリスマスだし、萌愛ちゃんくらいの女の子にとっては大切な日なのよって源にも言ったんだけど。でも、ターくん、見せたかったみたい。空手道場の皆に、萌愛ちゃんのこと」
そう言って舞美さんがくすくす笑うから、私の顔は真っ赤になる。
ちょうどそんなタイミングで、寝ぼけ眼の池永さんと源兄ちゃんがキッチンに入ってきた。
忍び笑いの舞美さんと、ゆでダコのような私と——。
不思議そうに見比べながら、源兄ちゃんが唐揚げをつまみ食いする。
「あっ、ダメだって。子供たちの分が減るじゃん」
目を三角にした舞美さんを横目で見ながら、池永さんも唐揚げに手を伸ばす。
「あっ。池永さんまで! ダメですっ。お料理なくなちゃうじゃないですかっ」
慌ててお皿を避難させて見上げると、見下ろす瞳が優しくて——。
この人に見つめられることが、こんなにも幸せで。
こんな些細なことでもときめいてしまう私は、きっとこれから心臓がいくつあっても足りないだろう。
とても幸せなちょっとした悩み事が、私にまたひとつ増えた。
そう言って舞美さんがくすくす笑うから、私の顔は真っ赤になる。
ちょうどそんなタイミングで、寝ぼけ眼の池永さんと源兄ちゃんがキッチンに入ってきた。
忍び笑いの舞美さんと、ゆでダコのような私と——。
不思議そうに見比べながら、源兄ちゃんが唐揚げをつまみ食いする。
「あっ、ダメだって。子供たちの分が減るじゃん」
目を三角にした舞美さんを横目で見ながら、池永さんも唐揚げに手を伸ばす。
「あっ。池永さんまで! ダメですっ。お料理なくなちゃうじゃないですかっ」
慌ててお皿を避難させて見上げると、見下ろす瞳が優しくて——。
この人に見つめられることが、こんなにも幸せで。
こんな些細なことでもときめいてしまう私は、きっとこれから心臓がいくつあっても足りないだろう。
とても幸せなちょっとした悩み事が、私にまたひとつ増えた。