イケメン御曹司に独占されてます
四月に新しい期が始まる企業では、九月はいわば一年の半分を終える中間決算と呼ばれる月。
その翌月にあたる十月一日には、大きな人事異動が発表されることが多い。第三営業部でもこの十月にも多くの異動が発表されて、ようやく落ち着いた十月末に歓送迎会が行われることになった。
今回の異動では、隣の第二営業部と入れ替わりの人事が何件かあり、それならばということでふたつの部合同で行われることになった歓送迎会。
当然のことながら、幹事は私たち新入社員が担当することになった。
第二営業部には新入社員が入っていないので、実質的には私と野口くんのふたりで幹事をすることになる。
「萌愛、最終的な参加人数、これで最終」
取引先から戻った野口くんが、手書きの参加者リストを私に手渡した。
「……全員参加?」
「当たり前でしょ。これって実質部長との初顔合わせだし」
その翌月にあたる十月一日には、大きな人事異動が発表されることが多い。第三営業部でもこの十月にも多くの異動が発表されて、ようやく落ち着いた十月末に歓送迎会が行われることになった。
今回の異動では、隣の第二営業部と入れ替わりの人事が何件かあり、それならばということでふたつの部合同で行われることになった歓送迎会。
当然のことながら、幹事は私たち新入社員が担当することになった。
第二営業部には新入社員が入っていないので、実質的には私と野口くんのふたりで幹事をすることになる。
「萌愛、最終的な参加人数、これで最終」
取引先から戻った野口くんが、手書きの参加者リストを私に手渡した。
「……全員参加?」
「当たり前でしょ。これって実質部長との初顔合わせだし」