私の小さな願い事
新選組を幕臣に取り立てる

そんな知らせを届けに行った



「申し訳ない……
今回は、辞退させて頂きます」


「よいのですか?」


「あぁ、もっとまとまってからじゃねぇと
名前や身分ばかりよくて、中身がなければ
認められた気がしねぇ」


「有難いお話ですが、新選組には
まだ、早いかと…」


近藤さん、歳三、山南さんが
揃ってそう言った


きっと……


芹沢のことがなければ、受けただろう



「わかりました
そのように申し伝えます」



一礼して立ち上がる



「見送りは、結構ですので」



再度、一礼して部屋を出る




一緒に働きたかった……



断られるとは、想定外




歳三は、たとえ私が上司でも

頼ってくれないのね



目の下にクマがあった



辛いんだろうな…






私は、人を斬ったことがない






歳三が、苦しんでいても

私には、その気持ちを理解してあげられない



それでも



よりって、呼んで微笑んで欲しかった



歳三……



人を斬ると







あなたから、笑顔を奪うほどに







変わってしまうの?







< 25 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop