私の小さな願い事
それから何度か新選組に用事で行ったが
歳三は、笑ってくれなくなった
仕事の話以外もしない
屯所を出たものの
そのまま帰る気になれず
壬生寺にて、沖田総司とばったり…
「嫌われちゃったのかな…」
「よーり!!」
「なんですか?沖田さん」
「どうして、そう思うの?」
「わかりません……でも、歳三
笑わなくなったから……」
「土方さんはね、鬼の副長と呼ばれるくらい、もともと笑わないんだよ
新選組の為、近藤さんの為
悪役をかってでてくれてる
だけど、土方さんの言うことは、筋が通ってて、皆、土方さんが好きだし
信じてる!!僕もね!!
よりは?」
「うん、信じてる……」
けど……
沖田さんほど、信じてないかも……
歳三と過ごした日々より
離れて暮らした年月が
私をそうさせているのかな
だとしたら、変わったのは
私
私は、歳三を疑うほど、心が捻くれたのね
「沖田さん、帰ります」
「はい、お気をつけて」
この日から、新選組へ行くのを辞めた
歳三は、笑ってくれなくなった
仕事の話以外もしない
屯所を出たものの
そのまま帰る気になれず
壬生寺にて、沖田総司とばったり…
「嫌われちゃったのかな…」
「よーり!!」
「なんですか?沖田さん」
「どうして、そう思うの?」
「わかりません……でも、歳三
笑わなくなったから……」
「土方さんはね、鬼の副長と呼ばれるくらい、もともと笑わないんだよ
新選組の為、近藤さんの為
悪役をかってでてくれてる
だけど、土方さんの言うことは、筋が通ってて、皆、土方さんが好きだし
信じてる!!僕もね!!
よりは?」
「うん、信じてる……」
けど……
沖田さんほど、信じてないかも……
歳三と過ごした日々より
離れて暮らした年月が
私をそうさせているのかな
だとしたら、変わったのは
私
私は、歳三を疑うほど、心が捻くれたのね
「沖田さん、帰ります」
「はい、お気をつけて」
この日から、新選組へ行くのを辞めた