恋の相手は強引上司
「・・・・・いつから付き合ってたんですか？」

「再会したのは・・・・歓送迎会の時」

「はあ？歓送迎会って・・・・あの時課長来なかったじゃないですか」

「…いや…実は店には来たんだよ。だけど・・・私が帰ろうとしたらつきて来た
というか課長だとは知らずに私の行きつけの居酒屋で一緒に飲んだんだよね」

「・・・・・・・」

「それで…結果的には付き合うようになって・・・・でも名取には本当の事が
言えないままー」

「あ～～～！もう。確かに電撃婚約会見みたいなあの朝礼を聞いた時は騙されたって
思いましたよ。だけど・・・・課長の乙女の様な純愛話聞かされたら私がどんなに
フェロモンだしても無駄だとわかったんで・・・」

「名取・・・・」

するとエレベーターの扉が開いた。

名取はエレベーターに乗ると男性が扉を閉めようとしたのだが

まだ閉めないで！と強い口調で言った。

「真壁さん！」

「は・・はい」

「課長は真壁さんの事を思ってあんな朝礼やったんですからね。
絶対に幸せにならないと私許しませんからね。
それと私は切り替え早いのでもう落ち込んでませんから」

私は何度も頷いた。
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