ブラックⅡ-想い-
ゆっくりと唇が離れて、レイジとの視線が絡まる
だけどその瞳はさっきみたいに意地悪な瞳なんかじゃなくて
むしろ少し切なそうな、さみしそうな
そんな色をしている。
「本当はお前をこんなところに連れて来たくなかった」
低く響くレイジの声
「だけどあのバカがお前の存在を知ったからには、親父にお前を会わせとくのが一番安全だから」
あのバカって佐伯リョクのことだよね?
どうしてお父様に私が会うと安全なんだろうかは分からないけど、きっとレイジの事だから色々私の事を考えてくれてるんだと思う。
「本当はお前にだけはあんな所見せたくないって思ってた」
さっきのレイジの義理母の言葉を思い出す
「だけど」そうレイジが言葉を言いかけた所で私は大きな言葉で差へぎった
「私は…」
「………」
「私はレイジの強いところも、弱いところも 知りたいって思ってる」
無理に話せなんて言わないけど、それでもレイジが知って欲しいと望むなら全部受け止めたい