ブラックⅡ-想い-


水色の生地に薄いピンク色で散りばめられた桜の花、そしてそれと同じ色の可愛らしい帯



「うん!やっぱりアオイちゃん可愛いわ」




それを身にまとった私を鏡越しで見ながらコトネさんがニコリと微笑んだ。




「ありがとうございます!」




初めて着た着物、帯ってこんなに苦しいんだ



浴衣も着物も、コトネさんには色々な初めての経験をさせてもらっている。



今度お礼に何かプレゼントしないと…





「じゃあ私、これ片付けてから行くから先に広間へ行ってて」



「いえ!私もお手伝いします!」




「すぐ終わるから大丈夫よ」




コトネさんは優しく微笑むと「きっとレイジが不機嫌になって待ってるから」なんていいながら楽しそうに笑った





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