ブラックⅡ-想い-


長い廊下を隣り合わせで歩く私をリュウガは少しばかり見つめると「着物似合ってる」と言ってまた小さく笑う。




「ありがとう」




慣れない着物にちょこまかと歩く私に対してリュウガはゆったりとした足取りで合わせながら廊下を進んでくれていて




初めて出会った時、リュウガがこんなにも優しく笑うとこ、こんなにも優しい声を出す事、私は知らなかった。




今でもたまにしか見ることの出来ないリュウガの笑顔はやはり相変わらずどこまでも綺麗でそして人を引き寄せてやまないと思う。





浴衣の時もリュウガはストレートに褒めてくれて、そして今も照れるほどどストレートに褒めてくれる。




私はリュウガに褒められた事が何だかんだ無性に嬉しくて少し頬が上がっていくのが分かった





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