イジワル社長と偽恋契約
旭さんとの関係も日に日に深まっていくような気がしてきて、確実にお互い信頼できるパートナーになってきている。

私はそれが嬉しかった…


気がつけば夏を迎え、今は秋になっている。

初対面の時とは完全に大違いだ。


あんなに毛嫌いしていたのに本当に不思議…

今考えると信じられないくらい…





「よし…」


旭さんが会議で使用する資料作成が済み、丁寧にファイリングして保管する。


時計を見ると時刻はもうすぐ昼休み。

私は少し気が抜けて自分のデスクに座り体を伸ばすと、いつもとは違う体の違和感に気がついた。



なんか今朝からだるいなぁ…

気のせいか頭痛までするし…頭痛薬どこだっけ?

自分のカバンからポーチを出して頭痛薬を探すが、出てくるのは胃腸薬か二日酔いの薬ばかり…


最近ちょっと疲れてるせいで体調が良くないのかな。

今日は仕事終わったら早く帰ろう…






ガチャ…



午前中の会議から戻って来た旭さんは、いち早くランチモードになっていてネクタイをすぐに緩めた。





「お疲れ様です。デリバリーランチの用意が出来てます」

「ああ」


慌てて立ち上がった私は、給湯室に行った私は旭さんが好きなメーカーのミネラルウォーターを用意する。

急に立ち上がったからか頭は更にズキズキと痛む。






「…三井」

「なんでしょう?」
< 46 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop