イジワル社長と偽恋契約
真希ごめんね。今日は本当に元気ないんだ…

相談があるって言ってたけど今は私がしたいくらいで…





「痛…」


昨日から何となくお腹が痛い気がする。

何かの病気かな…


今日会社を休んだ理由が仮病とかって思われるの嫌だし、一応病院行って診断書貰ってこようかな。


私は重い体を起こしてすぐに近くの総合病院に向かった。









「えー…尿検査、血液検査と…一応CTもしましたが特に異常は見られないですね。痛み止め出しておくのでお大事に」

「はい。ありがとうございました」


病院で散々待たされて検査をあれこれやったけど特に異常なし。

腹痛の原因はわからず私は受け付で会計を済ませた後、薬をもらい真っ直ぐ家に帰った。


食欲もなく自宅に帰ってもゴロゴロして、完全に引きこもりの若者にでもなったようだった。



恵さんはあれからどうしたんだろう…

旭さんにお弁当を届けて…それからデートにでも行ったんだろうか…

それともそのまま部屋でイチャイチャタイム?



想像しただけで落ち込む。

腹痛も酷くなってきた気がした…





ピンポーン…


すると、静まり返った部屋にインターフォンの鳴る音が…

時計を見ると午後の14時を回ったところで、どうせ新聞かなんかの勧誘だと思い無視することに…




ピンポーン…

ピンポーン…ピンポーン…



3回連続で鳴った。

何?

もしかして…また恵さんじゃないよね?





ピンポーン……


さすがにひつこいと思った私は、イライラしながら起き上がり玄関に向かった。





「…はい?どちら様ですー?」


ドアに向かって少しキツイ口調で言い、除き穴に片目をつむって覗き込む。






「私っ…」

「え、真希?」


聞こえてきた声と除き穴から見えたのは真希だった。

私はすぐに閉めていたチェーンを外して鍵を開ける。
< 83 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop