鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「かっわいいねぇ、俺の彼女になってよ」

「や、やめてください……!」

「やめないよ~? キミがイイって言うまで。
ほら、本当は、イイんでしょ? ね?」

「や、やだぁ……」

慌てて現場へ来てみれば。
涙目で抵抗する彼女を睨め回すように、男は迫っていた。

「やめろバカ!」

ゴツンと、後ろから腕を振り下ろした、
まったく、なんだこいつは。
気持ち悪い。
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