鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「瀬田君のお母さ~ん! 
お手伝い出来ること、ありますか~?」

「あらぁ、手伝ってくれるのぉ?
じゃあね、一緒にやりましょうね!」

え。
なに二人で和気藹々と白菜とか刻んでんの?
なんで食器を美空が並べてんの?

ああもう、今日は本当におかしな日だ。


「いやはや、若い女の子がいると、家が華やぐねぇ」

「お父さん、娘も欲しかったわねぇ」

「やっべ。立花と鍋したって、家の皿並べてたって、明日クラスで自慢しよう」

「だからそれ、やめろって!」

バカ兄貴が、おかしい。
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