鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「え、じゃあ父さんもそう呼んで良い?」
「俺も~! 美空ちゃんって呼びたい!」
「? 全然いいですよ?」
むしろ呼び捨てでも構いません、と、美空は言った。
おいおい、にやけるな、兄貴、そして父さん!
「おい、呼び捨てはダメだろう」
「なんで?
いいじゃない」
名前呼ばれるの、苗字より親しい感じして、嬉しいよ?
豆腐をふぅふぅと冷ましながら、なんでもないようにそう言う美空。
「ダメなもんはダメ!
おい美空!
俺と、お前の母さんと、鈴木!
その3人だけだぞ? お前が呼び捨て許して良いのは!
わかった?」
「え? そうなの?」
パクリと豆腐を口に入れて、あつぅ、と目を瞬かせて。
きょとんとこちらに目をやる。
こいつ、やっぱりバカなんだ。
「俺も~! 美空ちゃんって呼びたい!」
「? 全然いいですよ?」
むしろ呼び捨てでも構いません、と、美空は言った。
おいおい、にやけるな、兄貴、そして父さん!
「おい、呼び捨てはダメだろう」
「なんで?
いいじゃない」
名前呼ばれるの、苗字より親しい感じして、嬉しいよ?
豆腐をふぅふぅと冷ましながら、なんでもないようにそう言う美空。
「ダメなもんはダメ!
おい美空!
俺と、お前の母さんと、鈴木!
その3人だけだぞ? お前が呼び捨て許して良いのは!
わかった?」
「え? そうなの?」
パクリと豆腐を口に入れて、あつぅ、と目を瞬かせて。
きょとんとこちらに目をやる。
こいつ、やっぱりバカなんだ。