鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
溺愛後輩の冬休み(先輩)
「休憩入りまーす!
って、瀬田。
いたのか」

「あ、先輩、お疲れ様です」

年末の日曜日の午後。
店内にいても空気が冷える。
俺は両手でホットコーヒーを包み込んで歩きながら、事務所に入った。

事務所に入ると、携帯を眺めてニヤニヤしている瀬田がいた。

「今から出勤か?」

「はい、これからラストまでです。
先輩は朝からでしたか」

「おう」
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