紙飛行機~ラブレターの想い~
「あ、やっと来た。遅かったね。購買混んでた?」
「ごめんごめん。ちょっと、ね」
教室に戻ると、那智があからさまに唇を尖らせながら私を待っていた。
なんとなくマネージャーの件は、那智には言えなかった。
このことを言ったら、昔のことまで言わなきゃいけない気がして。
「早く食べよっ!」
「うん、そうだね」
那智、何も言えなくてごめんね。
でも、いつか言うから。
言える日が来るまで、どれくらい経てば言えるのかわからないけど、待っててね。
私は切なげに微笑んで、席に座って、昼食を食べ始めた。