紙飛行機~ラブレターの想い~
「どこで見る?」
「こっち」
千夜は私の腕を引っ張り、どこかへ連れていく。移動している間は、千夜はずっと黙っていた。
静かすぎる空間が、心地よくて。私は連れていかれるまま、その沈黙に浸っていた。
「ここ」
「うわぁ...」
千夜が連れてきてくれた場所。
さっきいた場所で見た景色よりも、ずっと輝いていた。
繁華街のネオン、車のライト、住宅街の暖かな光、そしてここから見える海のきらめき。