土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
しばらくして、総司の非番の前の日、総司は、俺の部屋に来て、文句を言い出した。
沖田「土方さん。少し、良いですか?」
しかし、いつも、一緒の梓が、居ない。
土方「あぁ。梓は?」
沖田「境内でわらしと遊んでいます。」
土方「そうか。で?何だ?」
沖田「梓の事です。いつまで、ここに置いておくのですか?」
土方「あいつが、無事に帰れるまでだ・・・。」
総司は、不満と俺の梓への態度をぶちまけてきた。
沖田「何故、あの子に、そんな優しいんですか?鬼の副長が、聞いて呆れます。」
土方「優しくはねぇ。でも、あいつは、嘘は言ってないだろう。」
沖田「は?土方さん、まさか、あの嘘のような話を信じてるんですか?」
土方「全てを信じてる訳じゃねぇ。ただ、あいつは嘘をつけるような奴じゃねぇ。」
そう言うと、総司も、この数日で、梓の性格が、わかったのか頷く。
沖田「まぁ、確かに・・・。」
土方「引き続き頼む。」
沖田「明日は、私用があるので、梓のこと頼みたいんですが・・・。」
確か、総司は、非番か・・・。
だったら、おなごとの逢瀬にでも行くんだろう。
そんな所に、おなごを同伴させるわけにはいかねぇわな。
総司もいっちょ前に、逢瀬とかするようになったのか。
そう思うと嬉しくなった。
土方「あぁ。分かった。俺の側に置いておく。」
俺の側に置くと言うと、総司は、声を上げた。
沖田「副長自ら!?」
土方「あぁ。」
訝しげに、俺を、しばらく見ていたが、どうでも、よくなったのか、総司は、「では、お願いしますよ。」と言って、出て行った。