土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
すると、総司が、帰ってきた。
梓「あ・・・。沖田先輩っ!」
俺の腕から、スルリと、抜け出して、嬉しそうに、総司のもとに走って行った。
俺は、腕の温もりが消えて、少し、寂しく思うのと同時に、総司のもとに嬉しそうに、走って行った梓に、モヤッとした。
梓「お帰りなさい!」
沖田「ただいま。土方さんに、可愛がってもらってたの?」
梓「剣を、覚えたらどうかと言われて、教えてもらってたんです!」
沖田「ふーん。そ。剣なら、僕が、教えてあげるよ。土方さん、ありがとうございます。」
土方「あぁ。梓、後で、さっき言ってたヤツが届いたから、取りに来い。」
梓「はい!」
梓は、まるで、母が帰ってきたかのような嬉しそうな顔で、総司について行った。
一人、庭に、残された俺は、先ほどまで、自分の腕の中にいた梓を思い出していた。
いつの間にか、拳には、力が入り、白くなっている。
土方「はぁ・・・。姿、形が違うだけで、お前は、何で、俺だって、わかんねぇんだよ・・・。バカが・・・。総司に、あんな嬉しそうな顔しやがって・・・。」
俺の独り言は、空に消えていった。