土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
幹部の人間、特に、暗殺組と綿密な計画を立てる。




土方「どこまで、酔わせれるかに、事の運びは、決まる。」




原田「でも、俺らが、飲むわけには、いかねぇだろ?」




土方「あぁ。」




沖田「その辺は、芸妓さんにお願いしとけば良いんじゃないですか?あのお方は、誰かさんと、一緒で、おなご好きですからねぇ?」




そう言うと、総司は、チラリと俺を見る。




土方「チッ。うるせぇ奴・・・。」




きっと、さっきの梓とのやり取りでヤキモチでも妬いて言ってるんだろう・・・。




土方「取りあえず、出る組以外の奴は、相手を、徹底的に酔わせろ。」




全員「はい!」



一旦、解散になると、総司が、寄ってきた。




沖田「土方さん。」



土方「何だ?」




沖田「当日なんですが、梓はどうしますか?」




土方「一人でここで留守番か・・・いや、連れて行ってやれ。たまには、美味いもの食わせてやれ。」




沖田「え?でも・・・。」




土方「後は、永倉さんにでも預けろ。あの人は、芹沢さんと剣の流派が同じだからな・・・。そのためにも、梓が、側にいれば良いだろう。」




沖田「はい。」





流派の縁は意外と深い。




裏切る可能性も無くはない。




梓がいれば、動けない。




アイツも、たまには、旨いもん食って、楽しんでも、バチは当たらねぇだろう。





すると、総司は、出て行った。




部屋に戻り、近くにいた隊士に、梓を呼びに行かせた。




しばらくすると、梓が、やってきた。




梓「土方さん、梓です。」




土方「これを、お前に、やる。」




呉服屋で買った手拭いだ。




梓「良いんですか?」




土方「あぁ。これなら、お前も使えるだろ?」




梓「私が、貰っても良いんですか?」



土方「あぁ。さっきも、言ったが、おまけで貰った物だからな。芸妓には、やれない。お前が、貰ってくれると、助かる。」




梓「そういう事なら、喜んで!これ、可愛い!」




土方「気に入ったか?」




梓「はい!色違いで、揃えたい位、可愛いです!ありがとうございます!」





梓の嬉しそうな顔を見て、俺も、嬉しくなった。
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