イジワル王子を拾いました。
「おかえりなさいませ。慈侑お坊ちゃん。」
声を揃えて数人の家政婦や執事たちが頭をさげる。
その列の向こうから見慣れた執事が走ってきた。
「慈侑様…!!どこにおいでになられていたんです…!私どもは心配で心配で…。」
小さい頃からウチで働いている山内。
60才を過ぎていて、祖父のような感じもする。
「あぁ、家出してた。で、これからそこに住むから。」
「す、住む…?!き、きちんと旦那様と話された方が。」
「いいから。荷物適当に送っといてくれる?あとで住所言うから」
「しかし…!!」
「お願いねー」