強引な次期社長に独り占めされてます!
その唇が首筋から鎖骨へ、そして鎖骨から、胸の膨らみへ……ゆっくりと辿って行く。

「んん……!」

先端を口に含まれた途端に、鼻にかかったような変な声が出そうになって、慌てて目をぎゅっと閉じて歯を喰いしばった。

「馬鹿。声は出していいんだよ」

出してもいい?

「だ、だって、へ、変な声になっちゃ……んぁ!」

甘噛みされて、目を丸くした。

い、今、か、かじられ……?

ポカンとして主任を見るけど、甘い刺激は続いている。

「……や、あっ」

真っ赤になりながら掴まれていない方の手で主任の肩を押したら、その手も掴まれて、困ったような顔をされた。

「……嫌か?」

嫌じゃないんだけど……。

「は、恥ずかし……」

私だけ上半身裸だし、胸もお腹も丸見えだし。

み、見ないでー!って感じに……。

「仕方ねーなー」

カチリと音がすると照明が消えて、暗闇になる。するっと胸からお腹にかけて指先らしきが通っていった。

「ひゃぁ……っ」

……な、何だか何が起こっているか、全くわからなくなって余計に恐い。

それに主任……気のせいじゃなければ、触れ方がさっきよりも大胆になってない?

ぐいっと抱きしめられて、スカートが下ろされる。

そして肌に触れた主任の洋服の感覚に、その布を掴んだ。

「ずるい……」

「ん?」

「あなただけ、服着てる」

くいくい服を引っ張ると小さな笑い声が聞こえて、暖かさが離れると主任が動いているらしき影が見える。

「これでいいか?」
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