強引な次期社長に独り占めされてます!
***



いつも通りの月曜日。

それでもいつもと違うのは、朝のシャワーを主任の部屋で浴びた事と、簡単な朝御飯を食べた後、主任に車で送られて、自分の部屋で着替えてからそのまま彼の車に乗って会社に来たこと。

あのまま主任の部屋に泊まってしまった。

男の人の部屋に泊まるのは初めてで、なかなか眠れないでいたら『仕方ないな』とか言いつつ、ビックリするくらいに主任は戯れてきて、くったくたになるまで色々された……。

彼は“触れる”のが好きらしい。
それがわかった所で、恥ずかしいことは変わりないんだけどー!

ちはみに主任は“気分次第”で、車通勤にしたり、電車通勤にしたりしているようだ。

ついでに『混む電車が苦手なんだよな』と、小さな声で呟いていたから、要するに電車が混む時間帯になってしまったら車にするんだろうと納得した。

そんなことを、照れた気分を紛らすために分析しながら会社に着くと、事務所のドアを開ける。

「おはようございます」

主任と並ぶように入っていくと、朝っぱらから見慣れない専務の姿があって、野間さんと話していた。

「おはよう、ふたりとも」

専務の挨拶に振り向いた野間さんが、私の顔を見るなり目を丸くして飛んでくる。

「松浦さんおはよう! 前髪切ったのね!」

そんなに注目することでもないです。
ですから……あまり見ないでくださいー!

両手で顔を隠すと、主任に頭をポンポンされた。
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