〔B L〕朽ちた無花果
「黙れクソガキ。
なんでハルのことが知りたいんだよ。」
「アイツは、俺が自分と同じだって言ったんだよ。
…俺はただ、その言葉の意味を知りたいだけだ。」
フン…話したところでお前なんぞに理解できるわけがない。
俺でも理解できないんだから。
「ハルが話さないのはそれなりに理由があってのことだ。
それを俺が壊す権利はない。
…それともお前、ハルが好きなのか?」
「なっ……なんで、」
何顔赤くしてんだよ。
図星かよ、まったく。
「やめておけ。
ハルにはお前の痛みが分かる。
でも勘違いするな。
ハルが自分の気持ちを理解してくれるからって、お前がハルの気持ちを理解できるわけじゃない。
お前にハルの痛みは分からない。」
「なんでだよ…!
そんなの、俺と同じなんて言えねぇだろうが!!」
「ああ同じじゃないさ。」
ハルの方が、よっぽど酷い。

