〔B L〕朽ちた無花果

「じゃあ何しに来たんだよ…!」

俺は、感情が表に出るほどひどくイライラしていた。

「…センセーの事、聞きにきた。」

は?
俺?

「俺の何を知りたいんだよ…」

「お前じゃねーよ。
…篠崎晴の話だよ。」

いっちいち…!
ムカつくクソガキだな!

「五月蝿いな!
少し黙ってろ…!」

「珍しいな、アンタがそこまで感情を表に出すなんて。」

…何言ってんだ、コイツ。

「クラスの奴らが言ってた。
アンタは綺麗な顔だけど、表情がないって。

能面みたいだってさ。

…まぁ、だいぶ違ったけど。」

俺としたことが。

「…仕方ないだろ。」

あんなもの見せられて、あんなこと聞いた後なんだ、動揺して何が悪い。

俺だって、人間だ_____

「…はっ、アンタのそういう顔、面白いな。」

はぁ?
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