この度、友情結婚いたしました。
派遣会社でまた探そうと思っていたわけだし、最初からこの話はなかったと思えばいいんだよね。


「私、うまく言ってここで働けなくなったってことにするから」

「――え?」


ポツリと声を漏らすと、琢磨は目を見開き凝視してきた。


「えって……だって琢磨だってその方がいいでしょ?私が職場にいたら嫌でしょ」


「誰もそんなこと言っていないだろ!?……辞めるとか言うなよ」


今度はこっちが目を見開いてしまう。


なにその反応。
私が働かないことにする。それが一番の最善策じゃない。


なのになんで怒ったように声を荒げるの?


「真希さんから昨日聞いたけど、派遣で働いていたんだろ?だったらうちの職場、最高じゃん。ふたりは正社員でって言ってくれているんだろ?」


「それはっ……そうだけど」

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