この度、友情結婚いたしました。
むかつく、本当にムカつく!!

あいつに死んでもムラムラなんてされたくないけど、否定されるのはもっとムカつく!!


矛盾する怒りに、準備を進める手が震えてしまう。


やっぱりこの結婚は間違っていたんだ。
なんで私、あんなアホと結婚なんてしちゃったんだろう。

春樹のバカと老後を楽しく過ごそうなんて思っちゃったんだろう!!


怒りは一向に収まらない中、春樹がキッチンへ乗り込んできた。


「おい!マジで自分の分だけしか用意しないつもりかよ!」

「さっきからそう言っているでしょ?ちゃんと作ってあげているんだから、用意に片付けくらい自分でやりなさいよね!」

「……っ!」


キッチンに立ったまま、お互い睨み合う。



結局この日はそれ以上お互い口を開くことなく、食事とお風呂を済ませたらふたりともさっさと寝室に入っていった。
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