この度、友情結婚いたしました。
「おはようございます……!」

「あら、まどかちゃん。こんなに早く出勤しなくても大丈夫なのに」


次の日の朝。

春樹が起きる前に家を出て、カフェで優雅に食事を済ませ余裕を持って出勤すると、既に事務所には真希さんの姿があった。

そして時計と私を交互に見ては、びっくりしている。


「初日なので、気ばかり焦ってしまって……」


いつもそうだ。
初日にはいつも緊張と不安に襲われ、気ばかりが焦ってしまうんだ。

おまけに今回は派遣じゃないし、なにより琢磨がいる職場だもの。
これが平常心でいられるはずなどない。

口籠ってしまった私の心情を察してくれたのか、真希さんは声を弾ませた。


「そっか、そうだよねー。初日だもの、誰だって緊張しちゃって早く来ちゃうよね。でも安心して!そんな緊張しちゃうような職場じゃないから」

「はぁ……」


そうは言われても、慣れるまでには時間が掛かってしまいそう。

派遣時代だって慣れるのにやっぱり一ヵ月はかかったし。

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