この度、友情結婚いたしました。
また孫問題を蒸し返されたら、たまったもんじゃないもんね。

でも今日は私もとことん飲みたい気分だ。

嬉し恥ずかしい気持ちと、申し訳ない気持ちが入り交じり、この夜初めて意識を飛ばすくらい飲んでしまった。




「んっ……」


あれ……?私の布団ってこんなに温かかった?

いつも以上に寝心地が良くて、なかなか目が開けられそうにない。

まどろむ意識の中、今日は仕事だったか会社だったかを必死に思い出す。

え……と、昨日は確か仕事に行って……琢磨の摩訶不思議な言動に頭を悩まされて……。


だんだんと頭が覚醒していく。


それで春樹のバカから電話があって実家にきて……そうだ、そこでお父さんがしんみりしちゃうようなこと言うから、柄にもなくどんどん注がれるがまま飲んじゃって……。


あぁ、最悪だ。
それで意識失って誰かが……きっと春樹だろうな。
奴がこうして布団の中まで運んでくれたに違いない。

ここは自分の部屋?それとも春樹の実家だろうか。
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